フリースタイルスキー（モーグル）会場の飯綱高原 (c) Akio Osaka
フリースタイルスキー（モーグル）会場の飯綱高原
(c) Akio Osaka
会場に向かうスノーレッツの着ぐるみ (c) Akio
Osaka
9:20 モーグルの会場(飯綱高原）に到着
会場に到着した。
開会式以降、特に平日の天候があまりよくなく、
アルペン競技に至っては、未だまともに競技が消化されていない、
そんな状態だった。
しかし、この１１日(水)は、非常によい天気になった。
飯綱も晴れわたっており、一面の雪景色はサングラスの無い目にはまぶしすぎるくらいだった。
さて。
バスを降りて会場の入口に行くと、
「当日券はありません」の看板が。
係員は、メガホンで「入場券をお見せの上、お通り下さい」と叫ぶ。
我々…つまり入場券の無い者たちは、その入口の前でうろうろしていた。
外国人も「チケット持ってませんか？」と聞いて回っていたが、
はた目にも余っていそうな人はいなかった。
みんな、スムーズに会場に入っていく。
悔しいなあ。まだ、あんなに座るところがある…特等席に座れる時間に来たのになあ。
さらに不覚だったのは、
先ほども挙げたサングラスがないこと、それから双眼鏡やオペラグラスの類のものを持ってき忘れたこと。
ラジオも無い。せめてラジオがあれば、入口の前で多少なりとも雰囲気が味わえただろうに！
とはいっても始まらない。
何となく１時間弱ほど、うろうろしてみた。
会場の席は順調に埋まっていくばかり。
入口で数人たむろっていたが、
小耳にはさんだところでは、そのグループの中の一人がチケットを無くしただけだったらしい。
つまらん。
１０時を過ぎて、とりあえず長野駅に帰ることに決めた。
10:10 入場をあきらめ、帰りのバスに乗る。
バスは折返し運転。
しかし、当然ながらこんな時間に長野に戻る奴はいない。
帰りのバスを案内してくれた係のお姉さんのやさしさが、唯一の救いか。
バスの一番前に乗って、朝からの疲れをいやすかのように眠りこけた。
帰りは１時間ほどかかった。
朝の乗り場と同じ所に止まった。
これからバスに乗ろうとしている人たちの中をかきわけつつ抜け、
さあこれからどうしようかと考える。
でも、どうやら帰るしかなさそうだった。
そうそう、駅の中に「ハイビジョン」があったっけ。
それでノーマルヒルの結果でも見て、
あとは駅弁食べて帰ろう。そうしよう。
そう決めて、駅の中に入っていった。
長野オリンピック外郭観戦記 vol.3 終わり